90番目の夜

音楽と脳の研究紹介や、文献管理ソフトの人柱報告などしています。

子供たちに科学の面白さを伝えて半世紀。

『学習』『科学』休刊のお知らせ
学研ホールディングスより)

2009年12月03日


時下ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。平素は格別のご高配を賜り厚く御礼申し上げます。

さて、当グループが発刊しております1946年(昭和21年)創刊の『学習』は"「できる」よろこびと深く学びとるチカラを"をコンセプトに、1957年(昭和32年)創刊の『科学』は"小さな発見・大きな感動・科学っておもしろい!"をコンセプトに、多くのお子様に長い間愛され親しまれてまいりました。

しかしながら、児童数の減少やニーズの多様化等の市場環境の変化による部数の減少のため、誠に勝手ながら『学習』は2009年度冬号(2010年1月1日発行)、『科学』は2009年度3月号(2010年3月1日発行)の発行をもちまして休刊させていただくことになりました。

『学習』『科学』で培ってきた子どもたちを育む力は、これからも各種の科学関連教材や「科学実験教室」等に随時活かしていく所存です。

皆様の永年のご愛顧に心から感謝申し上げますとともに、突然の休刊案内にて大変恐縮ではございますが、ご理解賜りますようお願い申し上げます。


株式会社学研ホールディングス 代表取締役社長 遠藤洋一郎
[発行会社] 株式会社学研ネクスト 代表取締役社長 碇秀行
[企画制作会社] 株式会社学研教育出版 代表取締役社長 矢崎悦男


学研の科学と学習といえば、日本人のほとんどが知っている名前ではないでしょうか。
なんと50年以上前からあった、という事にも驚きですが、残念ながら休刊になるそうです。
私も小学生の頃、学研の科学を読んでいました。もう記憶も定かではありませんが、
カブトガニの卵が付録についてきた事があったような。でも育て方をよく理解できず
うまく育たなかったような。また、「まだかなまだかな〜、学研のおばちゃんまだかな〜」の
CMはいまだに記憶に残っています。


海外に比べて日本は科学雑誌の数が少ないという話を聞いたことがありますが、
購買層の薄さに加えて不況、そしてインターネットの普及という荒波には勝てなかった
という事でしょうか。それでも半世紀もの間、科学の面白さを子供たちに伝えてきてくれた
出版社の方々、お疲れ様でした。






ところで、これもあの人の呪い?(笑)