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90番目の夜

音楽と脳の研究紹介や、文献管理ソフトの人柱報告などしています。

バッハ音楽祭が終了。今年もたくさん聴きました。


ここライプツィヒでは、毎年6月の中旬にバッハ音楽祭というのが開催されています。
今年も先週の11日(金)から今日20日(日)まで2週間に渡って、コンサートホールや
教会、街中や駅など色々なところでバッハはもちろんのことそれに関連した作曲家たちの
曲が演奏されました。ラ・フォル・ジュルネを知っている方はあれをイメージされると
近いのではないでしょうか。



私も「乗るしかない このビッグウェーブに」的な感じ(笑)で調子に乗って4つ
チケットを買ったら200ユーロを越えていました。冷静に考えると1ユーロが今は
110円くらいだから2万円以上…
日本円に換算しないと、ついついお金の感覚が分からなくなってしまいます。


それはさておき、念願のリカルド・シャイー指揮のゲヴァントハウスオーケストラを
聴く事ができたのでとてもうれしいです。ただ、ガラコンサートということを知らずに
けっこうカジュアルな服装で行ったら、入り口からいきなり「VIP用」と「普通客用」に
分かれていて、しかも赤じゅうたんまで敷かれていました…
99%のお客さんがスーツ着用の中、Gパンに長袖Tシャツの私はかなり浮いてました。


「ガラ」と名のつくコンサートに行かれる皆様、せめてジャケットは着て行きましょう(笑)
かなり恥ずかしかったです…


それに懲りて残りのコンサートにはジャケットを着ていったのですが、そうすると
今度は結構カジュアルな服装の人が多かったりして。まあ、いい勉強(?)になりました。




4つのコンサートで聴いた曲目はバッハの協奏曲やブラームスの交響曲、そして
シューマンのピアノ協奏曲や四重奏曲の他にルノー・カプソンのバイオリンで
アルバンベルグのバイオリン協奏曲も聴きました。シャイー指揮のゲヴァントハウス
オケメンバーで管弦楽組曲第2番というのもなかなか珍しい感じでした。


日本でクラシックのコンサートに行くと、大抵は曲の途中で寝そうになるのですが、
こちらだとあまりそうなった事がありません。理由は色々考えられそうですが、
印象としては聴いていて飽きないという気がします。音楽のニュアンスが途中で
ガラリと変わることもよくありますし、音量の上下も大きく、次に何が来るのかと
いう期待感を持って聴いているような気がします。


今やっている実験の関連で、ライプツィヒの音楽学校で指揮を習っている人たちと
接する機会があったのですが、その中の一人が「アジア人の演奏はテクニックは
すごいけど個性や面白みがない」と言っていました。逆の意味で「こっちの人は
個性的な演奏だけどテクニックはそれほどでも」とも言ってましたが…


そういう事を思い出しながらも、最後(になるであろう)の音楽祭を満喫することが
できました。




今回のコンサートの中で一番印象に残った曲はこちら。
YouTubeだとそれほどでもないですが、実際の演奏ではテンポももっと速くて
低音もハッキリしていて、お客さんも頭を振ってリズムを取るほどノリノリでした。