90番目の夜

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話題性はバツグンですが…

イタコ「口寄せ」癒やしに効果…国助成で研究
(Yahoo!ニュースより)

故人の霊を呼び寄せて言葉を伝えるイタコの「口寄せ」に、自殺者の遺族(自死遺族)が癒やされるケースが多いことに注目し、その理由を探る文部科学省の補助金助成研究が、今月末からスタートする。

 研究は、青森県立保健大健康科学部の藤井博英教授らが実施。調査は3年間で、今年度は、県内のイタコを訪れる自死遺族5人に協力を求め、口寄せを受ける理由や受けた直後の気持ちの変化、話の内容や口調などイタコのどこに癒やされたか――などを聞く。


記事タイトルには一瞬目を疑いましたが、イタコを霊とか超能力といった
オカルトではなくカウンセラーとして見れば、それほど驚くようなもの
ではなかったですね。




記事内に名前が出ている藤井教授シャーマニズムと精神保健を
研究テーマとしており、青森という地域の特性を生かして住民の精神保健に
おけるイタコなどのシャーマンの影響をマジメに調べている方のようです。


インタビューをするのがたった5人というのはどうかと思うんですが、
年間どれだけの人たちがイタコを訪れるのかとても気になります。
別にイタコでなくても霊媒師的な人は全国にたくさんいるでしょうから
そういった人たちを訪れるような人たちからもインタビューが出来れば
もっと実りある研究になりそうな気がするんですけど…


でもこれ、予算はどれくらいなんでしょう。
参加者5人なら、今年度分は謝礼と交通費で多くても数万円?
事務手続きや報告書の手間を考えると、大学から来る経費で
研究した方が楽なんじゃないかと思ったり。