90番目の夜

音楽と脳の研究紹介や、文献管理ソフトの人柱報告などしています。

音楽関連のニュースでも。

先週からfMRIを使った実験を始めているんですが、本番前のテストでは問題なく
動いていたプログラムが本番で突然止まったり、MRIを操作するコンピュータが
フリーズしたり、ありえんだろーというハプニング満載でがんばっています。

そんな感じなので、今イチブログを書く方に身が入らなかったり…(汗)




成田達輝さん、バイオリン部門で2位=ロン・ティボー国際音楽コンクール―仏
(Yahoo!ニュースより)

【パリ時事】若手音楽家の登竜門として知られるロン・ティボー国際音楽コンクールのバイオリン部門最終選考会が13日、パリで行われ、桐朋女子高等学校音楽科(共学)3年の成田達輝さん(18)=札幌市出身=が2位に入った。優勝はフランスのソレンヌ・パイダシさん(25)。


この前は日本音楽コンクールで中学生が優勝というニュースがありましたが、
今回は高校生で国際コンクール2位ですよ。すごいですねぇ。


このロン・ティボー国際音楽コンクールは1943年に始まり、3年ごとにピアノと
バイオリンについて開催されています。優勝者にはピアノのスタラスニフ・ブーニン
清水和音、バイオリンの樫本大進などがいます。そして、日本人が国際コンクール
で初めて優勝したのがこのロン・ティボーなのだそうです(1959年の松浦豊明さん)。

*国際コンクールでの日本人初優勝は、みっちーさんのコメントにあるように
 1954年のヴィオッティ国際コンクールでの高野 耀子さんでした。
 



ちなみに、国際コンクール初入賞はジュネーブ国際コンクールでの田中希代子さん
(ピアノ)なのですが(1位なしの2位)、Wikipediaを見るとなかなか波乱万丈な
人生だった様子。




と、このように日本人もけっこう国際コンクールなどで活躍していたりする
わけですが、一体こうしたコンクールはどれだけあるのでしょう。
パッと思いつくだけでも


チャイコフスキー国際コンクール
ヴィエニャフスキ国際コンクール
パガニーニ国際コンクール


とあるわけですが、そのほかにもピアノのショパン国際コンクール
日本でも仙台大阪香川などで国際コンクールを行っているようです。


ほかにもこんなに(情報は古いですが)




そういえば、邦楽はどうなっているのでしょうか。さすがに国際コンクールは
見当たりませんが、高校生対象の全国コンクールや、年齢・国籍・プロアマ
問わずの全国コンクールなんかもあるみたいです。


まだまだ日本人以外の優勝者はいないようですが、Bronwyn Kirkpatrickさん
という方が2005年に奨励賞を取っています。


なんかもっと邦楽も国際的に知名度が上がるといいですね。