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90番目の夜

音楽と脳の研究紹介や、文献管理ソフトの人柱報告などしています。

科学的なPK戦の攻略法。

デンマーク戦、午前5時以降の視聴率は40.9% 関東

日本―パラグアイ戦、視聴率は57.3% 関東地区
(Asahi.comより)


もう旬を逃した話題かもしれませんが、ワールドカップでの日本代表の戦いは
予想を裏切る大健闘だったのではないでしょうか。開催前と後での岡田監督への
ネット上での対応がガラリと変わったのをとても面白く見ていました。


デンマーク戦のときは、たまたま研究室のボスが自宅でバーベキューパーティを
するという日で、ボスは研究室からスクリーンとプロジェクターを持ってきて
大画面で日本戦を見せてくれました。私以外はドイツ人なので、最初の方は
「今日は日本の試合?ふーん。」みたいにあまり興味なさげだったのですが、
ゴールが決まって私が騒いでいたら何人か集まって来ました(笑)


そして今回の大会で、ドイツと南アフリカは時差がないことを知りました。
デンマーク戦はちょうど夕食の時間で、またパラグアイ戦は夕方でいずれも
眠い目をこする必要もなく、ビールを片手に観戦できてよかったです。




残念ながら日本はPK戦で負けてしまいましたが、このPK戦ではキッカーが
ボールを蹴る方向をキーパーがいかにして読むかが成否のカギを握ります。
Scientific Americanの記事(ポッドキャストの紹介ですが)では、サッカー選手が
PKを蹴るときの身体の各部分の動きをモーションキャプチャーという装置で調べ、
使えそうな5つの手がかりを見つけた、ということを述べています。


研究を行ったRensselaer Polytechnic Instituteの博士課程のGabriel J. Diazさん
によると、蹴るときの軸足とお尻の角度、そして蹴るまでの身体全体の動きを
分析することでボールを蹴る方向が分かるかもしれないということです。


別の実験では、モーションキャプチャーしたキッカーのデータを元に棒人間がPKを
行う映像を作り、左右どちらにボールが飛びそうかを被験者に答えてもらったところ、
半数の人たちはそこそこの確率でボールの飛ぶ方向を当てることができたそうです。


この実験はサッカーの素人さんたちを対象に行ったものですが、プロのゴールキーパー
を対象としたらどうなるだろう、とDiazさんは述べています。


面白いのは、オランダのプロチームで活躍するゴールキーパーがPKを迎えたときの
映像を分析したところ、必ずしも全てのキーパーがこの判断に優れているわけでは
ないということが分かったそうです。


もっと早くこうした研究が日本で行われていれば、パラグアイのPKを止められていたかも?
GK川島「1本でも止めていれば…悔しい」
(Yomiuri Onlineより)