90番目の夜

音楽と脳の研究紹介や、文献管理ソフトの人柱報告などしています。

ブログ移行のお知らせ

年単位で更新をしなくなってしまったので、思い切ってこのブログは閉じて自分のHPにくっつけようと思います。身バレしてしまいますが(もうほぼバレてますかね…)そうすればきっと更新頻度も上がるはず! cellonoken.wixsite.com このブログはこのまま残して…

帰ってきた人柱的文献管理ソフト探索紀行 vol.2

さて、これまで人柱的文献検索として色々な文献管理ソフトを見てきましたが、やはりEndnote, Mendeley, ReadCubeが御三家と呼んでもよいのではないでしょうか。その後Endnoteの試用版を使ってみて自分の中ではある程度結論が出たので、3つのソフトについて…

音楽の脳科学に関する論文集 vol.73

Frontiersに音楽やダンスも含めたneuroentrainment(神経同調?)のResearch Topicを見つけたのですが、そういえば最近リズム知覚に関わる論文を目にすることが多い気がします。ひょっとして今の流行かなと思うので、「乗るしかない このビッグウェーブに!…

音楽の研究に関わる書籍のご紹介

Natureのwebサイトで音楽関係の本について書かれていたのでご紹介。 著者は英国ローハンプトン大学のアダム・オッケルフォード教授で、音楽教師をしていた彼が出会った自閉症児や盲目の子どもたちの優れた音楽能力と、そうした能力が彼らに備わった理由につ…

音楽の脳科学に関する論文集 vol.72

先月初めの記事ですが、音楽を聴くときに涙や鳥肌が生じることについて、そのメカニズムの違いを調べた知人の研究がBritish Psychological societyのResearch Digestに紹介されていたのでご紹介を。 その論文はこちら。 私達は感極まると鳥肌が立ったり泣き…

音楽の脳科学に関する論文集 vol.71

なんと先月のPVが1,000を越えていました!こんな大したことのないブログにたくさん来ていただいてありがとうございます。まだブログを書く余裕が残っているので、もう少しはがんばりたいと思います。 さて本日は脳機能測定のお話を3本。 聴性脳幹反応(Audit…

音楽の脳科学に関する論文集 vol.70

さて、今年は年1回更新で終わらないようにしますよ! 今回は論文紹介ですが、まずは指慣らしということで軽めに。 ジャズギターの巨匠ジャンゴ・ラインハルトは子供の頃から音楽活動を行っていましたが、18歳のときに火事で大やけどを負い、左手の薬指と小…

人柱的文献管理ソフト探索紀行その5

もはや年1回の更新しかしないのではないかという感じになってきましたが、気がつけばもう4月ですよということで新年度にふさわしく、PVのかせげる文献管理ソフトの記事をお送りしたいと思います(せこい)。 さて、ご存じのようにこの記事のコンセプトは、…

音楽の脳科学に関する論文集 vol.69

えー、どうも、天災と並び称されるほど忘れたころにやってくるブログの更新です。 結局ほぼ1年更新をしていなかったのですが、それでもなぜか月に100人以上の方にアクセスしていただき、非常に心苦しく思っていました… まあ、そのほとんどはReadCubeとMendel…

音楽の脳科学に関する論文集 vol.68

相変わらずReadCubeとMendeleyの話題でアクセスしてきてくださる方々が 多いみたいで、ありがたい話です… また何か新しいもの見つけたら、人柱してみますね。 Musicianship facilitates the processing of Western music chords--an ERP and behavioral stud…

音楽の脳科学に関する論文集 vol.67

今回からちょっと論文の種類をそろえて、心理・脳機能測定・臨床・その他にカテゴリーを分けてみようと思います。そのうちジャンルに偏りができそうですが。 とりあえず今回は心理系です。 Pianists exhibit enhanced memory for vocal melodies but not pia…

音楽の脳科学に関する論文集 vol.66

科研費のシーズンですね…の次に書くのもなんですが、科研費落ちまして… 全然やり始めのテーマだったので業績がなく、無理かなと思ってはいたものの 痛いですよね。次回はこれまでやってきたテーマで出そうと。 さて、3月4月で急にReadCubeとMendeleyを使っ…

音楽の脳科学に関する論文集 vol.65

科研費のシーズンですね。私も今年は本気で取り組まないと・・・ Frontiers in Human Neuroscience 2014 Sep 3;8:694.(Free access) New learning of music afetr bilateral medial temporal lobe damage: evidence from an amnestic patient Valtonen J, Gr…

ご無沙汰でした。

今年の神経科学学会も無事終わり、発表も終わったことでまた書けるときに 書いていこうかなと。 今日は音楽心理学系の雑誌Music Perceptionからの特別号のお知らせです。 1990年にBregmanの「Auditory scene analysis」、Krumhanslの「The cognitive foundat…

帰ってきた人柱的文献管理ソフト探索紀行 vol.1

ネタに困った、もとい新しい文献管理ソフトを見つけるたびに 試してみるこの企画。 今回はオンラインデータベースとして有名なProquestCentralを 管理するProquest社が無料で提供する、ブラウザ上で文献情報を 管理するツールFlowのご紹介。 データベースな…

音楽の脳科学に関する論文集 vol.64

The relationship between the age of onset of musical training and rhythm synchronization performance: validation of sensitive period effects Bailey JA, Penhune VB. Front Neurosci. 2013 Nov 29;7:227. [Free Access] 子どもの能力の発達に重要な…

音楽の脳科学に関する論文集 vol.63

Model of music cognition and amusia (Free Access) García-Casares N, Berthier Torres ML, Froudist Walsh S, González-Santos P. Neurologia 2013 Apr;28(3):179-86. 失音楽症の症例報告のレビューを中心として、音楽認知のモデルについて考察した レビ…

はてなダイアリーからはてなブログに移行しました。

どうにも気になっていたので、ダイアリーからブログに移行してみました。 手こずるかと思いきや、クリックひとつで記事のインポートもできて大変楽チン。 書くサイクルが短くなるかどうかはわかりませんが、これからもよろしくお願いします。 m(_ _)m

音楽の脳科学に関する論文集 vol.62

さて今月も文章書き月間でしたが、進捗報告や論文や科研費の申請やら徐々に 終わりが見えてくると気分も楽になってきます。さて今回の論文集は以下の通り。 Med Probl Perform Art. 2013 Sep;28(3):145-51. Head and shoulder functional changes in flutist…

音楽の脳科学に関する論文集 vol.61

さて、今月は科研費やら論文やら研究費やらで物書き月間です。 Proc Natl Acad Sci USA. 2013 Sep 3. [Epub ahead of print] Processing of hierarchical syntactic structure in music Koelsch S, Rohrmeier M, Torrecuso R, Jentschke S. 教授になってから…

ReadCubeとMendeleyで快適な論文ダウンロード生活。

みなさまお元気でしょうか。こちらは暑さにぐったりしながら生きています。 Twitterをやっていると、いい情報があってもついそちらでつぶやいてしまって、 こちらのブログに書く事がなくなってしまいますね… さて、今日はそこをなんとかブログに書けるような…

音楽の脳科学に関する論文集 vol.60

さて… かなり久しぶりとなりましたが、私は元気でやっております。 所属していたプロジェクトが残念ながら解散が決まり、ブログなんて 書いている場合じゃないーと公募に出したり論文書いたりしていました。 3月まで次の職場が決まらずかなり緊迫した状況で…

ムーディなマクドナルド?

今日は時間がないので簡単に… Softer Fast Food Restaurant Lighting and Music Can Cut Calorie Intake 18 Percent (Science Dailyより) ムーディなレストランでオシャレにディナーを…なんていいますが、 こういうときは普段よりもついついお腹いっぱいに…

音楽と鳥の歌は無関係だった!?

Birdsong Not Music, After All (ScienceNOWより) 鳥の歌をまねたのが音楽の起源だという説がありますが、実際に聞いてみると 確かに歌っているみたいに聞こえますよね。 鳥の歌と音楽との関連性についてはこれまで色々なところで色々な人が色々な 事を言…

音楽の脳科学に関する論文集 vol.59

気がついたら8月ですね…(遠い目) さて今回は論文というかエッセイの紹介です。 Using science songs to enhance learning: an interdisciplinary approach CBE Life Sci Educ. 2012 Spring;11(1):26-30.[Free article] Crowther G. 小学生のころ九九を覚え…

音楽の脳科学に関する論文集 vol.58

Annals of the New York Academy of Sciences April,2012 Pages 1–366, E1–E7 The Neurosciences and Music IV Learning and Memory 時々音楽関係の特集を組むAnnals of the New York Academy of Sciences で、第4弾が出ました。ちなみにこれまでの特集はこ…

音楽の脳科学に関する論文集 vol.57

みなさまごきげんいかがでしょうか。 長らく更新しておりませんでしたが、先週博多で行われた音楽知覚認知学会の 春季研究会に初めて参加したのを契機に、また書き始めることにしました。 とは言っても、途切れ途切れの更新になると思いますので、また長い目…

たまにはクラシック以外の話題も。

Can Science Predict a Hit Song? (Science Dailyより) 過去50年のヒットチャートを元にして、ヒット曲に見られる特徴を調べたという 変わった研究の紹介です。 テンポや曲の長さ、音量、ハーモニーの複雑さなど23個の特徴を元にして、 ヒットチャートのト…

ストラディバリか新品か?

あけましておめでとうございます。昨年は大変お世話になりましたとともに、 更新が滞るにも関わらずお越しいただきありがとうございます。今年の目標は (最低)週一回更新ということにして、細々とやっていきたいと思います。 さて、新年第一回目のニュース…

音楽の記憶とEarwormの研究

How can musicians keep playing despite amnesia? (BBCニュースより) イギリスで指揮者をしていたClive Wearingさんはヘルペス脳炎によって 記憶に障害を受け、わずか10秒前の出来事すら思い出せなくなって しまいました。これはかなり重篤なレベルの健忘症…