90番目の夜

音楽と脳の研究紹介や、文献管理ソフトの人柱報告などしています。

2017-01-01から1年間の記事一覧

帰ってきた人柱的文献管理ソフト探索紀行 vol.2

さて、これまで人柱的文献検索として色々な文献管理ソフトを見てきましたが、やはりEndnote, Mendeley, ReadCubeが御三家と呼んでもよいのではないでしょうか。その後Endnoteの試用版を使ってみて自分の中ではある程度結論が出たので、3つのソフトについて…

音楽の脳科学に関する論文集 vol.73

Frontiersに音楽やダンスも含めたneuroentrainment(神経同調?)のResearch Topicを見つけたのですが、そういえば最近リズム知覚に関わる論文を目にすることが多い気がします。ひょっとして今の流行かなと思うので、「乗るしかない このビッグウェーブに!…

音楽の研究に関わる書籍のご紹介

Natureのwebサイトで音楽関係の本について書かれていたのでご紹介。 著者は英国ローハンプトン大学のアダム・オッケルフォード教授で、音楽教師をしていた彼が出会った自閉症児や盲目の子どもたちの優れた音楽能力と、そうした能力が彼らに備わった理由につ…

音楽の脳科学に関する論文集 vol.72

先月初めの記事ですが、音楽を聴くときに涙や鳥肌が生じることについて、そのメカニズムの違いを調べた知人の研究がBritish Psychological societyのResearch Digestに紹介されていたのでご紹介を。 その論文はこちら。 私達は感極まると鳥肌が立ったり泣き…

音楽の脳科学に関する論文集 vol.71

なんと先月のPVが1,000を越えていました!こんな大したことのないブログにたくさん来ていただいてありがとうございます。まだブログを書く余裕が残っているので、もう少しはがんばりたいと思います。 さて本日は脳機能測定のお話を3本。 聴性脳幹反応(Audit…

音楽の脳科学に関する論文集 vol.70

さて、今年は年1回更新で終わらないようにしますよ! 今回は論文紹介ですが、まずは指慣らしということで軽めに。 ジャズギターの巨匠ジャンゴ・ラインハルトは子供の頃から音楽活動を行っていましたが、18歳のときに火事で大やけどを負い、左手の薬指と小…

人柱的文献管理ソフト探索紀行その5

もはや年1回の更新しかしないのではないかという感じになってきましたが、気がつけばもう4月ですよということで新年度にふさわしく、PVのかせげる文献管理ソフトの記事をお送りしたいと思います(せこい)。 さて、ご存じのようにこの記事のコンセプトは、…